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’07/10/5製作開始 10/9 現在 10/13 現在 10/19 現在 10/21 現在
11/1 現在 11/13 現在 11/22 現在
以下、11/23 サイン会当日完成
マシュー・ウッド氏、
レッドマーキュリーさん、
製作協力の方々
誠にありがとうございました。

追加画像 (より“らしく”ポーズ付けてみました)
     

General Grievous(グリーバス将軍) カスタムフィギュアについて
製作者 TOM

 3.5インチカスタムフィギュアとしては第9番目になるグリーバスです。
 サイズのわりにはリアルな造形を施し、アクション性も取り入れました。
 スペックは、ボールジョイント3箇所+可動軸30箇所の
 ほぼフルアクションの実現です。
 セイバーは持たせているだけなので手から外せば4本腕から2本腕への
 変形も可能です。(ただし肘間接は特性上、可動範囲が限定されます)
 各関節は干渉せず動かす事ができますのでかなりのポーズをとれますし、
 勿論、自立、両膝(方膝)つけてのお座りも出来ます。

 (’07年)11月23日、レッドマーキュリーさんにて
 サイン会に間に合わしたく製作開始しました。
 え〜・・・と、1ヵ月半でこの作品を制作するには無理があります。
 完成したこと自体、自分でも未だ信じられません・・・ (^_^;)

 グリーバス自体、SWキャラとしては筆頭に難しいキャラではないかと思います。
 ホントは半年以上かけて製作してみたかったのですが、事態はそれを許しませんでした。
 (もうそこは許してよホント)
 素体のフィギュアに限らず、グリーバスの造形の複雑さを見事に再現された
 3,5インチフィギュアは皆無と認識しております。
 過去のカスタム作品の中でこれほど造形を修整したカスタムは無かったです。
 (チューイも全身やり直しましたが造形自体は単純なので除外)
 しかも、資料がない!  友人に頼み込んで資料あさりを手伝って頂きました。 (感謝!)
 でも、よくよく見るとこの度の完成品は各所で本物と違う形になっている部分があります。
 この作品をフルアクションさせるために必要な強度や構造を追及するにあたって
 本来の形から変更しているのが理由です。
 まぁ、この辺はご勘弁ください。 


 �@まず、再現したかったのは複雑な首の造形。
  このフィギュアは首を押すと4本の手がバタバタ動くと言う、意味の無いアクションを捨て、
  瞬間接着剤で固めて殺してしまいました。 後はアクチュレーターや配線の位置を考慮。

 �A次に胸のなかの内臓の造形。
  DVDで何度も確認し、内蔵をスケッチ。
  完成後も脇からよ〜く見ると内臓がしっかり見えるよう、リアルさを出しました。

 �B太腿の造形。
  プラ板の使い勝手を思い知らされました。
  そもそも、グリーバスはプラ板が無ければ完成することは無かったでしょう。
  更に太腿の付根にボールジョイントを埋め込み、骨になるS字(大腿部)の足をエポパテで
  造形し、先のプラ版で造った骨格を組合わせました。
  この造形が思いのほか成功し、結果的にリアルなグリーバスの完成形を頭の中で
  描くことが出来ました。 あとはそのまま形にするだけです。(まぁ、それが難所なんだけど)

 �Cこの時点で頭の製作を完了させました。
  耳は完全には切落とさず、付根をギリギリの所まで残すようナイフを入れ、
  角度をかえて際接着。 写真では分かり辛いですが、チャンと耳元の穴も開口されています。
  耳のヒラヒラ部分はナイフで厚みや形を調整しました。
  次に、直径0,3ミリ(髪の毛並み)の極細プラ棒で口元わきのマイク(左右)を製作。
  ものすごく細かい作業に何度も失敗しましたが何とかクリア。
  マイクの先端は接着剤を玉にしてそれっぽく造りました。

 �D膝下(スネ)と二の腕の製作です。
  以前から考えていた方法を試してみました。
  それは・・・素体の手足は軟質ソフビ製です。パテ盛りは出来ても芯にはなりません。
  ましてやグリーバスは細い骨格だらけで強度も考えなければなりません。
  そこでスネと二の腕のソフビ材質を必要な部分ギリギリまでナイフで削ぎ落としました。
  もともと備わっている可動軸を利用するための素体自体のギミックの有効利用なので
  これら部分は完全には切落としをしません。
  細くなったスネと二の腕のソフビ素体に楊枝で瞬間接着剤を塗りたくり乾燥。
  結果、硬い芯の出来上がり。  後はパテ盛りをして造形です。
  肘関節になる部分に可動軸を埋め込む為、先ほどのソフビ材の部分に細いドリルで
  穴を開け、そこへ可動軸を埋めます。 接着剤で硬くなったのはソフビ材の外側だけなので
  開けた穴に差し込んだ可動軸は柔軟性のある芯のソフビ部分にガッチリと保持してくれます。

 �E腕の製作。
  2本腕にも、4本腕にも変形可能にするには
  それぞれの腕が合体時、いかに噛み合わせが自然に見えるように造形を施すかです。
  結構しんどい作業でした。 (ちっちゃすぎるのよ実際・・・)
  手のひらも同様にしっかり噛み合わなければ意味がありません。
  それらを優先させた上で、資料を見ながらそれっぽいモールドを再現します。
  モールド、プロテクター等は可動に支障が無いように造形します。

 �F腕やスネのプロテクターをプラ板で製作。
  そして各部所のリアル度をUPするための傷やモールドを徹底的に再現。

 �G塗装
  造形が仕上がったのはサイン会前日。
  その夜から翌朝5時半まで、およそ10時間をかけて塗装をしました。
  リアル志向でここまできたので塗装で全てをべた塗りはしたくありませんでした。
  そこでいつもの手法。
  色の白っぽい部分からの作業。下地を塗ってから次に基本色より少々濃い色で塗装。
  薄め液を筆に付けて地道に塗装を落としていく。
  その際、グラデーションを意識しながら行なえば、小さいのにオモチャっぽく無い
  見栄えが完了します。 この方法で薄汚れた感じを表現します。
  ただし、この方法はとんでもなく時間を浪費します。(徹夜作業は辛かった・・・)
  白っぽい部分の塗装が終われば今度は濃い部分の塗装。
  これはわりと簡単。金属の鈍い光り方をする塗料を選出しておいたので
  一旦、それでべた塗り。銀色を混ぜたり、黒を混ぜたりして、グラデーションを
  施します。  明るい色の部分は大げさなグラデーション、暗い色の部分は
  さりげないグラデーションをかけて全体のバランスを整えました。
 
 �H完成。
  セイバーを持たせ、ケースにフィギュアスタンドを接着して全て完成。
  (ほとんど徹夜ですよ徹夜)
  おかげで2度と造りたくないフィギュア筆頭ですよ。 ((+_+))

 いつもながらサイン会用のカスタムは間に合うかどうかのギリギリで疲れます。
 先にも書きましたがホントに間に合うかどうかとても不安な日々でした。
 実は毎回の事ですが、製作期間の一ヵ月半、就寝時、寝室で横になり意識のある数十分は、
 どう造形するか寝ながらシュミレーションします。(余計寝つきが悪くなるわけですが)
 造形の手順や作業方法、ギミック、アイデアも殆どがこの時生まれます。
 過去最高の苦労をしたグリーバスですが、
 一ヶ月半という短期間のわりには思っていた以上の完成度で仕上がりました。
 サイン会当日、なんとか2時間眠ってサイン会に赴き、
 マシュー・ウッド氏に見てもらって喜んでもらえた時点で私の疲れが吹っ飛びました。
 カスタムを持ち上げ、映画の台詞をしゃべっておどけるマシュー・ウッド氏。
 カスタムを私に返した時の一言が、「Berry Good!」
 映画では凶悪なキャラですが、本人はとても温かい人でした。